スポンサーリンク

米国株の買い時を客観的に把握する方法

新型コロナウイルスが猛威を奮っており、春節の関係もあり、日本での感染拡大も時間の問題でしょうか。

会社からも渡航制限や、手洗い・うがい・マスク着用等の指示が来ています。

株への影響もゼロではなさそうで、昨年末以降楽観一色のムードでしたが、ここに来て悲観的な見方も増えてきているように感じます。

積立分以外は自分で買うタイミング、買付価格を決める必要がありますが、これを客観的に決める方法はないものか?
と考えていたところ、このような指数があることを知りました。

Fear & Greed Index
https://money.cnn.com/data/fear-and-greed/

恐怖と欲望指数とでも呼ぶのでしょうか。

『What emotion is driving the market now?』
という副題もついており、現在の投資家の心理状態を車のタコメーター形式で表すもののようです。

1月26日午前9時時点のFear & Greed Indexです。
85EC4AB6-EF04-49A1-B07D-F70AEFB3D2CF

画像の時点では62となっています。
0〜100までが、数値の範囲で、これを25ずつに4等分しています。
0〜25 extreme fear
26〜50 fear
51〜75 greed
76〜100 extreme greed
50より上回っていれば楽観的(イケイケ)、50を下回っていれば悲観的(ビビってる)な状態と言えます。

画像の右側に前日、1週間前、1ヶ月前、1年前のデータが合わせて載っていますが、1週間前までは90近かったのが、一気に下がってきているのがわかります。
そうなってくるとこの指数をどのように算出しているのか?というところが気になります。

これをどのように算出しているか?という点については、先ほどのリンク先に
『Seven Fear&Greed Indicators』と記載があり、項目としては下記になります。
・Stocks Price Strength
・Market Momentum
・Stock Price Breadth
・Junk Bond Demand
・Market Volatility
・Safe Haven Demand
・Put and Call Options

NYSE(ニューヨーク証券取引所)における、高値・安値、S&P500の125日平均、ジャンク債の需要、オプションの状況等色んな指標から構成されているようです。そういう意味では、世界全体のではなくあくまで米国株式市場における指標のようですね。

これ以上の詳細な部分については、英語が堪能な方はご自身で解読ください笑

実際にこの指数が使えるのか?という話ですが、この指数の直近3年間の推移は下表のとおりです。こちらは、先述のリンク先ページの最下部にあります。
2E0AB353-FA91-4800-9716-2D9F8A150772

もっと真ん中のあたりでウロウロするのかと思っていましたが、そんなこともなくかなり上下に激しく触れています。直近3年に限って言えば、毎年1回は20以下まで指数が下がっています。
確かに直近で市場心理が悪化した時期というと、2018年10月、12月が思い浮かびますが、この時期は確かに20を下回って推移しています。
そういう意味では、ある程度買い場を見つけるにはよい目安となりそうです。

一方でこの指数から売り時を見つけることができるか?という点については、特に考慮というか検討していません。現状ダウもS&P500も長期スパンで見れば右肩上がりで来ているので、この指数で売り時を探る必要もない、と考えるためです。

今後米国株式市場全体の成長が停滞し、株価が一定のレンジ内で上下するレンジ相場に移行した際などは、この指数に従って売りも買いも行うことで、一定の成果を上げることができそうです。

暴落局面で買いに行くというのは非常に難しいですが、この指数は暴落局面で投資する際に背中を押すきっかけをくれそうです。
とはいっても、暴落局面では金縛りにあったかのように動けなくなるので、一定程度は機械的に積み立てを続けるのも重要です。

と、ここまで、さもこの指数を見つけたのは自分かのように書いてきましたが、この指数の存在はこちらの記事で知りました。
『東大法学部卒サラリーマンの高等遊民夢見録』
https://koutouyuumin.com/2019/12/07/fear-greed/

自分でブログを書くことで、自分の中の知識が体系的に整理されることもあるのですが、ほかの方のブログを見ることで自分にない知識を得られるのが楽しいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました