以前、年末時点の米国株のポートフォリオを出しましたが、
今回は日本株も含めてセクター別ポートフォリオを出してみたいと思います。
米国株に投資していると、よく「セクター」「セクター分類」といった単語を見かけることがあるかと思います。
どんなものかというと、S&P(米格付け会社)とMSCI(株価指数の算出で有名)が、共同で作成した「世界産業分類基準(Global Industry Classification Standard)」(GICS)のことを言います。
簡単にいうと、全産業をざっくりと11種類に分類したもので、その分類された11種類と言うのが下記になります。
・ENERGY (=エネルギー)
・MATERIALS (=素材)
・INDUSTRIALS (=資本財)
・CONSUMER DISCRETIONARY (=一般消費財)
・CONSUMER STAPLES (=生活必需品)
・HEALTH CARE (=ヘルスケア)
・FINANCIALS (=金融)
・INFORMATION TECHNOLOGY (=情報技術)
・COMMUNICATION SERVICES (=コミュニケーションサービス、通信)
・UTILITIES (=公益事業)
・REAL ESTATE (=不動産)
同じセクターの銘柄は、ある程度同じ動きをすることが多いので、現状のPFがどのセクターにどれくらいの比率で、投資をしているかを把握することで、今後の買付銘柄の決定の一助としたいと思います。
ちなみに、日本でも新聞の株式欄を見ていると、業種ごとに各企業が分類されていますよね。
輸送用機器、情報・通信等 に分かれています。
米国と比べると、日本の方が分類が細かいようで、36の業種に分類されています。
正直保有している日本株をどのように当てはめるか?というのがやや悩ましいところではあるのですが、
・JT(=生活必需品、但し下記の図表内ではタバコ)
・オリックス(=金融)
・三菱商事(=エネルギー)
・イオン(=一般消費財)
としました。
三菱商事についてはどこにしようか悩んでIR資料も見ましたが、セグメントが多すぎて、これ!、というのがありませんでした。
コングロマリットなので、資本財でもいいのかもしれませんが、私の中では資源系商社としてのイメージがまだ強いため、エネルギーに分類しました。
算出したのは1週間ほど前になるのですが、セクター別ポートフォリオはこちらの通りです。
まあ、なんというかタバコ臭いポートフォリオですね笑
タバコというセクターはなく、生活必需品セクターに属しているのですが、特徴を際立たせるためにタバコという独立した区分を追加しました笑
また、ETFというセクター分類もありません。
現在保有しているETFは、VYM、SPYD、PFFになります。ざっくりと、PFFは金融、SPYDは不動産や一般消費財が多い等の傾向はあるものの、全部を一つのセクターにまとめることもできないので、ETFでまとめました。
価格変動をマイルドにするためにもETFの比率を高めていきたい、というのもあります。
先に述べた11のセクターで考えると、情報技術、公益事業、素材、不動産の4つがないですね。
不動産は、間接的にSPYDで保有しています。
素材はそもそも該当する企業が少ない。
そう考えると、情報技術・公益事業の2種類については、追加の検討をする価値ありということになりそうです。
今のダウやS&P500を牽引しているハイテク系が入ってないというのはPF的には弱いですよね。
とはいえ、今から買うのも躊躇してしまう自分がいる。。。
公益事業については、以前SO(サザンカンパニー)という電力会社に目星をつけていましたが、下がるのを待っている間にするすると株価が上がり、配当利回りもかなり下がってしまいました。
ただ、現状のセクター別ポートフォリオが把握できたので、これを踏まえて、比率の少ないセクターから次の買付銘柄を探していきたいと思います。
2020年末にはタバコ株の比率を30%以下ににしたいですね。もちろんタバコ株の暴落ではなく、追加投資によるリスク資産全体の増額によって!
コメント