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【必要?】各種保険の加入状況【不要?】

家計管理

投資をしていると、支出を抑えよう、という話がよく出てきます。

この際に必ず言われるのが、固定費の削減ですね。

一般的に固定費とは、

住居費(持家の場合はローン代・管理費・修繕積立金・固定資産税等、賃貸の場合は家賃・共益費)
保険料
教育費
通信費
自動車関連費用(自動車ローン、駐車場代、自動車税、車検費用等)

あたりを指すことが多いです。

今回はこのうちの保険料について取り上げてみたいと思います。

最初に

まず大前提ですが、保険の要不要というのは万人が同じ結論にはなりません。

年齢や家族構成、資産状況、リスク許容度、様々な要因がかかわってきます。実際に保険によって救われた方もたくさんいると思います。

これから記載することは、あくまで一個人の見解であり、これをご覧になられている方に推奨するものではありませんので、その点ご理解ください。

この前置きで、ある程度私のスタンスがわかってしまうかもしれませんが、以下で、我が家の保険加入状況についてみていきたいと思います。

我が家の保険加入状況

全ての保険を網羅しているわけではないですが、私が加入していない保険についても取り上げていきます。

生命保険

一般的な死亡保障の保険

加入状況:✖

一般的な死亡保障の生命保険には、加入していません。

保険に入る機会はいろいろとあるかと思いますが、よく聞くのは社会人になった時、結婚した時、子供が産まれた時、でしょうか。

私の場合は、社会人になった時に職場で勧誘されるということはありませんでした。そのため社会人になったタイミングで保険に加入するということは無かったので、そのまま結婚するまで特に加入することはありませんでした。

結婚後間もなく妻の妊娠が判明したため、結婚した時と子供が産まれた時はほぼ同タイミングですが、この時に別途新居購入というイベントも並行して走っていたため、諸々検討した結果、死亡保障の生命保険には加入しないという結論になりました。

安心が得られるほどの保険金額にしようとすると、月々の保険料が高く、保険料を低くすると、万が一の保証とは呼べない水準の保険金額にしかならなかったので、あまり意味はないかな?と感じたためです。

それだけではなく、マンション購入時に住宅ローンを組みますが、その際に団体信用生命保険に加入することになるため、それで十分という判断もありました。

団体信用生命保険

加入状況:〇

団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンの返済中に万が一のことがあった場合、保険金により残りの住宅ローンが弁済される保障制度です。

万が一の定義は、各保険契約毎に異なりますが、基本的には契約者が死亡した場合に保険金によって残りの住宅ローンが免除されます。

他にも8大疾病特約とか3大疾病特約とか、色々と条件があるようですが、私の団信は死亡した場合のみです。

特約を付けた場合は、借入の金利手数料に跳ね返ってくると思いますが、私は特約を付けていないので、保険料は特にかかっていません。

団信は保険金額が一定ではなく、残っている住宅ローンの金額が保険金額となるため、返済が進めば進むほど保険金額が減ることになります。

今は、住宅ローン控除により借入金残高の1%が戻ってくるため、利率1%以下で借り入れている場合は、支払う利息よりも住宅ローン控除により戻ってくる税金額の方が多くなります(ただしある程度の所得が必要)。

団体信用生命保険は、保険料がかからず住宅ローンを組んだ初期の段階だと保険金額に相当する部分も多いので、生命保険の役割を十分に果たしてくれると思います。ただ死んでもお金が支払われるわけではないので、ローン返済と並行して貯蓄・投資金額として蓄積しておくことが重要になりそうです。

医療保険

加入状況:✖

(民間の)医療保険については、完全に不要かなと考えています。

前提として、ある程度貯蓄がある。(公的な)健康保険にきちんと加入していること。の2点が必要ですが。

医療保険は、入院した場合に日額5,000円とかで保証をしてくれるケースが多いのですが、金額的に大した金額にならないんですよね。保険料は月額2,000円とか安価なものが多いのですが。

その一方、毎月健康保険料という形で高額の保険料を納めているので、これに付随した制度の方が役に立つし、かなり助けてもらえます。

実際に、医療保険に加入していない状態で入院したケースが身近にあるので紹介させていただきます。

高額療養費制度の実例1 妻が入院したケース

これは我が家の実例になりますが、2019年3月に妻が入院をしました。その入院に際しての実際に病院にかかった費用、事後に保険組合から還付された金額等について、下記の記事で詳細を記載していますが、結論だけ記載すると、

請求金額 12万円

還付金額 8万円

自己負担 4万円

という結果となりました。

自己負担のうち、2万円は入院時の食事代なので、実質的な医療費の負担としては2万円になっています。

高額療養費制度の実例2 母が入院したケース

私の母親は齢70を超えているのですが、2017年に入院しました。母親のケースは、救急搬送されそのままICUに入り4日程度そこで過ごしました。搬送当初『助かるかどうかは5分5分です』と言われたくらいの重症でした。医療従事者の皆様のご尽力により、手術も成功し術後の経過も順調に推移しましたが、それでも退院までは2ヵ月程度を要しました。

そのため、実際にかかった医療費としては莫大な金額となっており、実家でちらっとみた医療費の明細によると200万円超の金額が記載されていたと記憶しています。

実際には、医療費の請求書を見たわけではなく、診療報酬点数が記載された診療明細書を見たのですが、何枚にもわたっており、点数が20万点をこえていました。1点あたり10円で計算すると200万円超という計算です。そのため3割負担だとしても60万円超だったということになります。

実際にいくら払ったかというのは、父親と話していませんが、『高額療養費制度があって本当によかった』と何度も言っていたのが印象的でした。

ちなみに、高額療養費制度については、原則として支払った後に戻ってくる制度になっていますが、事前に「限度額適用認定証」を提出することで、支払額が自己負担限度額の上限になります。

その時に適用された金額については、私も詳細不明ではあるものの、おそらく、1ヵ月あたり15,000円 or 24,600円になっていたものと推測されます。

上記2つの例からわかること

上記の事例は、いずれも公的保険の有用性を示しています。

民間の医療保険が悪いとは言いませんが、公的保険が非常に有用なので追加で医療保険への加入は不要と考えています。ある程度の貯蓄があるという前提にはなりますが。

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がん保険

加入状況:✖

がん保険も加入していません。

日本人の2人に1人ががんになる時代と言われていますが、今後加入する可能性があるとすればこの保険でしょうか。

がん保険といえばアヒルのキャラクターの会社が有名ですが、個人的にあんまり好きではないんですよね。まぁ、個人的な好き嫌いの話をしても仕方がないのですが。

がん治療はケースバイケースですが、患部、進行度、治療方法によっては、非常にお金がかかるのでこれに備えるという趣旨で加入するのはありかも知れません。ただ、支払対象外の項目も多く、いざというときに支払われないのでは?という不安もあります。

結局は、ここもある程度の貯蓄があればなんとかなるかな?という判断のもと、加入しないという結論に至っています。

自動車保険

加入状況:〇

自動車保険については、任意保険に加入しています。

他の保険は、自分や家族を守るためのものであり、他の制度や貯蓄でカバーすることも可能ですが、自動車事故はその金額も非常に多額になりますし、万が一誰かを傷つけた場合にその方やその遺族の方へ補償をするために必要と考えて加入しています。車に乗るためには、対人無制限の保険は義務化してもよいのでは?と思うくらいです。

と、少し立派なことを書いてみたものの、加入しているのはネット系損保の年額6万円程度のものです笑

近年は煽り運転が非常に話題になりましたが、車を運転すると性格が変わる人って良く聞きますが、私もその一人です。

ただ、一般的に言われているのとは逆方向でして、車の運転をすると非常に憶病に、慎重になります笑

自分の運転にあまり自信がないというのもあるかと思いますが。

車は便利である反面、自分や他人の命を奪いうる凶器でもあるので、周囲の交通を妨げないレベルで慎重でありたいです。

火災保険

加入状況:〇

これも加入しています。いくらだったか忘れてしまいましたが、マンション購入時に30年分を一括で支払いました。金額については、不明です。というか、覚えていません。。。

これも考え方としては、自動車保険と近いですが、万が一事象が発生した場合の金額が多額であること、自分以外の方にも被害が及ぶ可能性があること、から加入しています。

と、それっぽい理由を記載しましたが、基本的には住宅購入の流れの中で、不動産屋が提携している保険代理店の中から商品を選んだような記憶があります。

地震保険

加入状況:✖

地震保険自体は、火災保険と一緒でないと契約できません。私は火災保険に加入しているため、地震保険に加入することもできますが加入していません。マンション購入時に『地震保険には入らないのですか?』と強めに加入を推奨された記憶があります。

地震保険についても、結構支払われないというイメージがあります。

免震のタワーマンションに住んでいるわけではないのですが、一応築5年程度のマンションだし、うちのマンションが倒壊(までがかなくても傾くとか)する場合には、被害が大きすぎて本当に支払われるのかな?とか。

投資用物件を保有されている方だとこの辺りも必要経費に入ってくるのかもしれませんが、私自身はそこまで必要性を見いだせなかったので、加入していません。

自転車保険&個人賠償保険

加入状況:〇

まとめて加入しています。月額で500円程度です。

自転車保険、個人賠償保険ともに、配偶者と同居の親族(=子供)が被保険者の対象になっています。特に子供が今後成長して自転車に乗って事故を起こしたり、日常生活の中で他人の物を壊したり、という際の備えですね。

特に自転車事故については、近年の裁判例で1億円近い賠償を求められるケースもあるため、保険に加入しています。近年は自転車保険を条例で義務付ける自治体も拡大していますし。

また、どちらの保険も月額数百円と値段が安いのも魅力ですよね。少額の掛け金で、万が一の超高額支出に備える、というのは保険のあるべき姿なきがします。

最後に

ここまで、私が加入している保険について加入の有無、その理由について簡単ではありますが記載してきました。

簡単にまとめると下記の通りとなります。

保険種類加入有無保険料
生命保険(一般的な死亡保障)
生命保険(団信)無し
医療保険
がん保険
自動車保険年額 60,000円位
火災保険不明
地震保険
自転車保険&個人賠償保険月額 500円位

火災保険や自動車保険については、まとめて払っているため、月々の保険料は500円ほどになっています。火災保険は不明ですが、自動車保険を月額に均せば、5,500円が月額の保険料ということになりそうです。

公的保険の保険料はもっと多額に給与から控除されていますが。。。

以下、繰り返しになりますが、私が加入している保険が万人に必要とも思いませんし、私が加入していない保険が万人にとって不要とも思いません。保険商品も色々あるので、各家庭のステージに合わせて検討が必要かと思います。

とはいえ、保険は相互扶助の精神で成り立っており、私が払った保険料は私のもとに返ってこなかったとしても、要件を満たした他の方に支払われ、その生活の安定に役立っています。一方で、この保険を管理する保険会社や販売を行う保険代理店の経費として消えていく部分もあり、信託報酬の高い投資信託のようなイメージがあります。

個人的には、可能な限りは民間の保険に加入せずに、自分で供えられる部分、他の公的保険で賄える部分を活用することが、資産形成の近道ではと感じています。

皆さんはどのような保険に加入しているか、把握していますか?把握できていない方は一度棚卸をして見るといいかもしれませんね。

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