前回7月上旬の米国株ポートフォリオをまとめましたが、今回はその銘柄の利回りをまとめてみたいと思います。
前回の記事はこちら。
2022年7月8日時点の米国株ポートフォリオ利回り
2022年7月8日時点のポートフォリオ
2022年7月8日時点の米国株ポートフォリオはこちらの通りです。

記載されている銘柄の配当利回りをまとめてみたいと思います。
2022年7月8日時点の配当利回り(Vs:現在株価)
ちなみに配当利回りは、こちらのサイトを利用して2022年7月8日時点の終値ベースのものを記載しています。
保有順位 | 銘柄名 | 配当利回り | 配当利回り順位 |
1 | BTI | 7.31% | 5 |
2 | SPYD | 4.00% | 10 |
3 | QYLD | 11.85% | 1 |
4 | XYLD | 11.83% | 2 |
5 | MO | 8.67% | 4 |
6 | SHEL | 4.08% | 9 |
7 | ABBV | 3.69% | 11 |
8 | XOM | 4.09% | 8 |
9 | VZ | 5.07% | 7 |
10 | VYM | 3.30% | 12 |
11 | PFE | 3.01% | 13 |
12 | VOD | 6.12% | 6 |
13 | ARCC | 8.83% | 3 |
14 | RPRX | 1.77% | 16 |
15 | BND | 2.36% | 15 |
16 | KO | 2.79% | 14 |
こうやって見ると、配当利回りがそこまで高くないSPYDやSHEL、ABBV、等が上位の一角を占めています。
ただ、これらは取得価格を考慮していない現在の株価に対する利回りを示しています。
実際、取得時単価に対する利回りを見ると少し違うものが見えてくるかもしれません。
2022年7月8日時点の配当利回り(Vs:取得時単価)
というわけで、取得時単価に対する配当利回りを再度算出してみました。
YOCという表記を用いていますが、Yield on Costの略称で、配当金を取得時の単価で割り戻して算出します。
保有順位 | 銘柄名 | 配当利回り | 配当利回り順位 | 配当利回り (YOC) | 配当利回り順位 (YOC) |
1 | BTI | 7.31% | 5 | 8.53% | 5 |
2 | SPYD | 4.00% | 10 | 4.81% | 9 |
3 | QYLD | 11.85% | 1 | 10.09% | 3 |
4 | XYLD | 11.83% | 2 | 10.18% | 2 |
5 | MO | 8.67% | 4 | 8.93% | 4 |
6 | SHEL | 4.08% | 9 | 4.66% | 10 |
7 | ABBV | 3.69% | 11 | 7.14% | 6 |
8 | XOM | 4.09% | 8 | 5.76% | 7 |
9 | VZ | 5.07% | 7 | 4.63% | 11 |
10 | VYM | 3.30% | 12 | 4.06% | 13 |
11 | PFE | 3.01% | 13 | 4.48% | 12 |
12 | VOD | 6.12% | 6 | 5.22% | 8 |
13 | ARCC | 8.83% | 3 | 18.34% | 1 |
14 | RPRX | 1.77% | 16 | 1.93% | 16 |
15 | BND | 2.36% | 15 | 2.35% | 15 |
16 | KO | 2.79% | 14 | 3.31% | 14 |
先ほどの配当利回りと比較して、取得単価ベースの利回りが上昇している銘柄は、取得単価よりも今の株価が上昇している銘柄になります。
上記の例でいうと、BTI、SPYD、ABBV、ARCC等が該当しています。
逆に、取得単価ベースの利回りの方が低下している銘柄は、取得単価よりも今の株価が低下している銘柄になります。
上記の例でいうと、QYLD、XYLD、VZ、VODあたりが該当しています。
ARCCが18.34%というぶっ壊れた数値をたたき出しています笑。
これは、ARCCの買付を行ったのがコロナ蔓延間もない2020年3月頃で、平均単価$9.1で買付を行ったためこのような利回りになっています。(現時点の株価は約$19です)
また、ABBVも買付単価は$80弱ですが、現在の株価は$150強の水準まで上昇しています。買付時に利回りが高かった銘柄が、株価上昇により利回りが低下していくというのは悪いことではありません。(むしろ理想系といってもよいかもしれません)
何となく自分の中では4%程度の利回りが欲しいというイメージがありますが、先ほども記載した通りABBVのように取得時の利回りが大体6~7%だった銘柄が、減配せずに増配を続け、結果的に株価が上昇することで利回りが低下する、というのが一番理想的なパターンになりそうです。
ABBVについては、当初買付時の半分の株数を$145前後で売却しています。ちょうど利回りが4%を下回ってきた水準でした。
ABBVのような事例を見るとYOCが高くなるように、増配かつ株価上昇する銘柄に投資ができるといいのですが、後から振り返ると該当する銘柄はわかるんですが、なかなかリアルタイムで掘り当てるのは難しいですよね。
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