2020年2月末から特にアメリカの株式市場は相場変動幅が大きくなっています。
下落が続くと底なし沼に感じられてこのまま下がる一方になるのでは?と新規に投資を行うのが怖いと感じることもあるのではないでしょうか?
下がったときに買い付けることで、その後の上昇の恩恵をより強く受けることが出来る、と頭ではわかっているものの、なかなかその通りに行動することが出来なくなっていませんか?人間ってそういうものですよね。かくいう私もダウやS&P500が上昇する局面においては、早く下がってこないかな?と思っていたものの、いざ本当に下がってくると、もっと下がるのでは?という気持ちになり、なかなか思い切って投資できなていません。
そんな中比較的投資の心理的ハードルが低いと感じたのが日々の生活で得られるポイントを利用した投資(以下、「ポイント投資」と表記します)です。
この記事では、ポイント投資について記述していきます。
ポイント投資って?
読んで字のごとくですが、日々の生活で貯まっていくポイントを使って、株式や投資信託を購入することです。(証券会社を通さずに行うポイント運用というものもありますが、この記事では取り扱いません。あくまでも証券会社を経由して、株や投資信託を購入するもののみになります)
今回の記事では、楽天スーパーポイントを利用した株や投資信託の買付について紹介をしていきます。
楽天スーパーポイントを利用した買付(楽天証券)
楽天スーパーポイントを利用して投資を行うことが出来ます。
ここ数年で一気に共通ポイントとしての地位を確立した楽天ポイントですが、使い勝手が大変よく楽天証券内で投資することが可能となっています。
ちなみに、どうでもいい話かもしれませんが、3月16日に楽天の各種規約が改定されて『楽天スーパーポイント』という名称は『楽天ポイント』に改称されるようです。実質的な影響はなさそうですが。
取引対象は?
楽天ポイントで取引可能なものは、国内株式と投資信託になります。
米国株式は対象外なんですよね。とはいえ、国内株式や投資信託を手持ちの現金を使わずに買えるというだけでも素晴らしいのですが。
実際の取引画面
ここでは、投資信託の画面を参考例として示したいと思います。
まず、スポット購入を行いたい投資信託の種類を選びます。
ここでは、楽天全米株式を選択しました。この画面からスポット購入ボタンを押します(下の画像の赤丸個所)。
すると、下の画面に遷移しますので、これまた赤丸で囲った、ポイントを『一部使う』、もしくは『すべて使う』のいずれかを選択して、その他必要個所を選択すれば完了となります。
実際の取引結果
2月末の段階でかなり国内国外ともに大きく下げたタイミングがあったので、ポイントを利用し手買付を行いました。
その取引結果がこちらになります。
右から2列目の受渡金額の個所、カッコ書きの金額がポイント利用の金額になります。
これら3つの投資信託を全て5,000円ずつポイントを利用して買付を行ったことになります。
留意点は?
一応、楽天証券内にある、ポイント投資(投資信託)の規約を貼っておきます。
あと、ポイント投資(国内株式)の規約も
とはいえ、規約を見てください、だと説明にならないので、下記に個別の留意事項を記載していきます。
個別株購入の場合はSPUの対象外
楽天経済圏で生活するのに欠かせないSPU(スーパーポイントアッププログラム)の中で、楽天証券においてポイント投資を行うことで、楽天市場での買い物により得られるポイントが増加しますが、この対象は投資信託のみであり、個別株の購入ではSPUの要件を満たすことが出来ません。
SPUの倍率を上げるためには、楽天証券内でただポイントを使用すればよいというわけではなく、投資信託に使用する必要がある点は気を付ける必要があります。
投資信託の購入は金額指定のみ
投資信託の購入にあたっては、口数指定注文が行えません。ただ、通常金額指定で買われる方が多いのでは?と思うので、これはそこまで気を付ける必要はないかもしれません。
期間限定ポイントは使用できない
楽天のサービスを利用していると期間限定ポイントをたくさん入手することが出来ますが、これを投資信託や個別株式の買付に充当することはできません。
楽天経済圏で生活していると毎月期間限定ポイントがたくさん獲得できるので、これをどう使用するかというのも、効率的な生活に大きく関係してきます。
楽天証券内でも期間限定ポイントが使用できれば、非常に利便性が高いんですが。
他のポイントから交換した楽天ポイントは使用できない
これは少し盲点かもしれませんが、各種ポイントサイトで獲得したポイントを楽天ポイントに交換した場合そのポイントは通常ポイントとしてかうんとされるものの、株や投資信託の買付に使用することはできません。
もし、他のサイトから交換するポイントでの買付を考えているようであれば、できませんので留意してください。私も本当にそんな細かくシステム上で分別できないのでは?と考え、ポイントタウンというサイトで獲得したポイントを一部楽天ポイントに交換して試しましたが、確かに買付には使用できませんでした。
ちょっと、キャプチャ等で証拠を出せないのが申し訳ないのですが。私のように、本当はいけるのでは?とお考えの方は、まず少額のポイントを交換して試してみてください。
楽天ポイント以外もある?
今回は楽天ポイント編として紹介しましたが、次回はTポイント編を予定しています。Tポイントもメジャーな共通ポイントなので、既にポイントで投資されている方もいらっしゃるかもしれませんが、また画像を用いて説明する予定です。
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