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価値は逓減し、コストは逓増する

年始に長期の目標と今年の目標を掲げました。

2020年及び長期の資産運用目標
前回は2020年の最初ということで、投資方針を再設定しました。 投資方針の再設定時に確認した通り、投資目標については、 『行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準』 という定義のもと、長期目標と2020年の目標を設定したいと思います。...

今年の目標の中に、昨年よりも投資用の口座に入金する、というものがあります。

正月早々、色々な項目で支出増及び支出見込みが生じており、今年は思いの外達成が難しいのでは?という気持ちになっています。まだ1月も終わっていないのですが笑

平たくいうと緻密な計算の上に建てられた計画ではないということです笑
予定外の出費もありますが、存在を失念していた支出増を再認識した方が大きいかもしれません。

実は、半年前にも似たような記事を書いていたのでこちらも貼っておきます。半年前に記事を書いていたのに存在を失念していたなんて。。。

住宅コストの落とし穴
住宅コストは、継続的にかかる最も大きな固定費だと思います。購入でも賃貸でも。 私は5年ほど前にマンションを購入しています。 そんな中気がつきにくいな、と感じた住宅コストが2つあるので、お伝えできればと思います。 ①固定資産税の新築減免 先日...

予定外の出費のうち、失念していたのがいずれも住宅関係の費用になります。
①固定資産税の新築減免が終了する。
調べれば詳細に説明してくれているサイトはいくらでもあるのですが、取り急ぎ検索して一番上に出てきたサイトのURLを貼っておきます。
https://www.sumai-fun.com/money/property-tax-reduction/
新築マンションを購入させるための罠に近いのですが、新築マンションを購入した場合固定資産税が当初5年間半額に減免されるという制度があります。
購入時にうっすらと認識するものの、頭の中には半額になった金額が刷り込まれているため、今年から上がるというのがあまりイメージできていませんでした。
特に、急に値上がりしたとかではなく、そもそも決まっているものについて自分が忘れていただけ、ということなので、怒りをぶつける場所もなく、むぐぐ。。。という感じです。

②修繕積立金の増額
こちらの方が新築マンションを購入させるための罠、と呼ぶべきものかもしれません。
一般的に、マンション購入後の支払がそこまで多くない、ということを示したいからなのかわかりませんが、マンションの修繕積立金は、今後の一定年数内の修繕計画を見積もった後に、その必要金額を均等按分で積み立てるということはしません。
徐々にコストが上がるように、長期の修繕計画を設定します。
他のマンションがどうなっているかはわかりませんが、私のマンションにおいては、5年おきに値上げを行い、3回の値上げを行う予定となっています。一応、値上げ自体は当初の計画に織り込まれているものの、住民の決議によって決めるようです。
(これ、否決されちゃったらどうすんのかしら?)
上がるというのは認識としてありましたが、6年目(=今年)から上がる、上昇幅が約4,000円/月である、という2点については、具体的に認識できておらず、今般管理組合から投函されていた資料にて把握しました。

賃貸の場合、家賃と共益費、という分類で請求されるためあまりピンときませんが、購入すると月のランニング費用は管理費と修繕積立金の2つに大別されることがわかります。
マンションにおける管理費とは、家計でいうところの毎月の生活費であり、修繕積立金とは家計でいうところの貯蓄であると考えています。
そのため、管理費の月額がどんどん増加していくようなことがあれば、私も管理組合の総会で発言するかもしれませんが、修繕積立金が増額されることについては、特に反対する気持ちはありません。(逆に否決されるとこのマンションにずっと住んでて大丈夫かな?という気持ちになりそう)

上記の2点による年間の増加見込額は約10万円と、結構なインパクトがあります。これをどうするか?というのは考えていかないといけないですね。保育料無償化の恩恵で吸収できそうではありますが、何でもかんでもそれをあてがう訳にもいかないので。

ちなみに、表題は不動産全般に言えることとして記載しました。
もちろん、ヴィンテージマンションのように年々価値が増すようなマンションもありますが、それはあくまでプレミアム部分の上昇であり、使用価値は年々減少しています。
コストについても、多くのマンションでは年々管理費や修繕積立金があがっていくというのが一般的だと思います。もちろん毎年上がるわけではありませんが、購入時、5年後、10年後、15年後、と5年刻みでもし見ていくことができるとすると、時間の経過とともに管理費と修繕積立金の合計は増加していくと考えられます。

ここまでの内容をみると、不動産の購入にネガティブな印象を与えてしまいそうですが、私は賃貸派か購入派か、という区分で言うと購入派です。
特にどっちが合理的かという話は、前提やその人の考え方でいかようにもなると思うので、ここでは詳細に触れることはしませんが、個人的には住宅ローン減税の存在が非常に大きいと感じています。

マンションを購入して、もうそろそろ丸5年が経過します。住宅ローン減税の還付も昨年の年末調整によって、5回目が終わりました。
10回目の減税が終わった段階で、住宅ローンの繰上返済をしようと目論んでいましたが、今は資金需要が多いのでどうなるかわかりません
資金需要といっても、投資用資金ですが笑

幸い、地価の高騰前にマンションを購入できているため、恐らく今売れば買値よりは高く売却できると思います。5年間住居費がタダだだったことになるなんで最高ですね!と、言いたいところですが、住み替える先も当然高騰しているので、今売却するメリットがあまり見当たらないんですよね。資産価値重視の住宅選びという記事をよく見かけますし、それも間違ってはいないと思いますが、基本は長く住むという目線で購入する方が幸せになれるのかなと思います。

だいぶいろんなところに脱線しましたが、長期目標を達成するためには、繰上返済を行うか否かも重要なファクターになってくるので、株価関連の指数だけではなく、金利の情報にも注意を向けていきたいと思います。

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