数年前に新築のマンションを購入しました。
ほぼフルローンを組んでの住宅購入です。
ローンの利息と、ローン控除による税金の還付、これらの項目だけを取り出して比較することに意味はないと思うのですが、わかりやすいので表にしてみました。
こちらの表は2018年度まで表記していますが、2018年度の数値は現時点での見込みです。おそらく数円程度の誤差だと思いますが。
利息については、2015年度の途中に借り入れ契約が始まったので、2015年度は少し利息が少なく出ていますが、全体としては返済が進むにつれて、少しずつ減って来ています。
一方の住宅ローン減税は、年末の借入残高で判定されるため、初年度もフルに恩恵を受けられています。
また、利息部分と同様に借入残高の減少に伴い、控除額も逓減しています。
住宅ローンの借入利率が1%を下回っているので、当たり前の結果ではあるのですが、改めて、ローンの利息部分以上の金額が還付されるというのは大きいなと実感します。
このまま10年間順調に行けば、総額350万円程度は減税されることになります。
また、手続的にも初年度は確定申告をしなければなりませんが、2年目以降は年末調整だけでも還付が受けられるのは手続が少なくて済み、非常に楽でありがたいです。
住まいについては、購入か賃貸か、というよく議論されている命題もあり、結論も人によって大きく異なることもありますが、税制上の優遇という点において購入の方が手厚いというのは、異論のないところだと思います。
住宅ローン控除は年間最大40万円が還付されるため、これを積立NISAへの投資原資にするというのはありだと思います。年末調整での還付が年末なのでちょうど翌年の投資に回せますね。
かくいう私は積立NISAの口座を開設せずに、NISA口座のままなのですが。。。
住宅ローン控除は、前回の消費税増税のタイミングで、控除枠が拡大されました。拡大された結果、一般住宅の場合、10年で最大400万円が控除されることとなりました。
前回の消費税増税時は、その前段階で控除枠が逓減していたため、景気刺激策として枠が拡大されました。
来年の10月に予定されている消費税の増税にあたり、住宅ローン控除の枠がどうなるかはわかりませんが、今よりも縮小することはないと考えています。
そのため、住宅購入が税制上有利という状況は引き続き変わらないと思います。
いずれにせよ、減税で還付された分も貴重な投資の財源になるのでこれについても継続的に投資にまわしていきたいと考えています。
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