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モデルルーム訪問記③ 2度目

前回はこちら

モデルルーム訪問記② 1度目
前回の簡単なおさらい。 今住んでいる家から徒歩5分ほどの場所にマンションができることになったので、家が手狭になってきたこともあり、新築マンションのモデルルームを訪問してきました。 新築マンションについて、事前に入手していた情報 ・今の家から...

前回の最後に記載した通り、2回目の訪問では、FPの方のライフプランニングと、売却査定の結果、周辺の物件情報が主なテーマです。

2度目の訪問は自分一人で行きました。

FPの方は、有名な外資系生保に所属されている方でした。年齢もお若いようで30歳になったかどうかくらい。

普段から聞かれることが多いのかわかりませんが、今回の新築マンションのデベロッパーとの関係性を一番最初に教えてくれました。本当かどうかはわからないですが。

(FPの方は)デベロッパーからお金は貰っていない。なので、特にこのマンションを買って欲しいという気持ちがあるわけではない(=キックバックをもらっているわけではない。)。
では、なぜ無料でお客様のライフプランニングを引き受けているかというと、マンション購入にあたっての資金計画等を作成していく中で、保険の見直し提案する機会があれば、そこが自分の収入につながると。なので、ライフプランニングは2回お会いする前提だが、2回目の際に少しそのようなお話もさせていただくかも。

とのことでした。

この話については特におかしな点はなさそうに感じました。たしかにマンション購入者はある程度収入もあり保険加入の潜在顧客となるため、その潜在顧客との接点が無料で得られるのであれば、FPの方にもメリットはありそうです。

また、過去にこのようなライフプランニングがきっかけで保険加入された方も、ライフプランニング後すぐにというケースもあれば、数ヶ月経ったタイミングで、改めて保険の見直しをお願いしたい、と連絡が来たりするそうです。
たしかに保険営業の方との接点がない方もたくさんいますからね。

早速、簡単なヒアリングをしてライフプランニングを作成していきます。ただ、今回作成するプランは、マンションを買い換える、という前提で作成されるため、現状の数値と少し変わってきます。

そのほか、特に確認したい事項はあるか?と言われたので、
・現在のマンションを売って、新たにマンションの購入する場合に、税制関連で注意するポイント
・今のマンションを売らずに賃貸に回す方法を選択することは可能か?そしてその場合の留意点を教えて欲しい
と伝えました。

簡単なライフプランニングでは出てこない内容ですが、マンションのモデルルームに出入りしているFPさんなら回答いただけるかなと。

ライフプランニングに戻りますが、先方のPCにどんどんと入力していき、自動計算で数値が算出されていきました。
聞かれたのは主に下記の項目です。

・家族構成(年齢)
・現在の収入、今後の昇給見込み
・現在の生活費
・子供の教育方針(私立か公立か)
・旅行等の非経常支出
・現在の住宅ローンの残債と売却見込額
・新たに購入する予定の部屋の金額とローン予定額
・現在の預貯金や投資額等(不労所得の有無)
・現在加入している生命保険等について

結論としては、買い換えても問題ないですね、というコメントを頂いたのですが、このライフプランシミュレーション作成の過程でいくつか気になる点がありました。

①昇給見込みが楽観的すぎる
→自分としては、正直今の金額を横引きするのも辛いな、と感じていますが、FPの方としては昇給して当然という感じで、これから15年ほど年3%程度昇給する見込みで、作成していただきました。そうなったら嬉しいんですけどね。。。
なかなか楽観的な数値が入る結果に。
もちろんFPの方の誘導にのって訂正しなかった自分が悪いのですが。やはり世間の認識的には、年功序列で給与が上がっていく、という考えが根強く残ってるなー、と感じました。

②車関連のコストが入っていない
→最初の雑談で車の保有コストが高くて困ってる、というような話をしたのですが、最後まで車関連のコストの話は出ず。これは、やや意図的に話を振ってこなかったのでは?と感じました。
駐車場代等のランニングコストや買い換えの見込みコスト等が入っていないので、全体への影響はかなり大きいです。

③児童手当や一部税金周りが未考慮
→児童手当が計算に入っていませんでした。
また、現在のマンション売却にかかる税金や、次に買うマンションの住宅ローン減税が考慮されていませんでした。
いずれも単年で見るとそこまで大きな金額ではないかもしれませんが、一定期間効果が発現するため、全体としての影響は小さくありません。

④教育費が少なそう?
プランとしては、想定される中で最も高い数値となりそうな、中学校からずっと私立で、大学は理系という選択をしました。未就学児は幼稚園に行く設定でした。
現代においては、保育園に通う共働き家庭が最も多いと思いますが、そこに対応していません。そのため、子供は3歳から教育費がかかる計算になっています。
また、習い事関連のコストが入っていないので、中学校から私立に入れるのであれば、塾代もかかると思いますし、その辺りは含まれていませんでした。
あと、理系に行くのに二人とも4年で卒業する前提でしたが、この辺りも大学院に行くパターンの試算があってもいいのかな?と感じました。理系は比較的大学院まで行くイメージがあります。

正直、FPの方も手弁当でやってくださっているので、今回の試算内容に不満があるわけではないですが、例えばこの試算を根拠にマンション購入すると、あとで不幸になる人が結構いるのでは?と不安を覚えました。
まぁ、余計なお世話なんでしょうが。

ライフプランニングを作成する中で、現状無保険である旨を伝えました(住宅ローンの団信のみ加入)。
そこで、必要保障額の考え方を教えていただいたのですが、これがとてもためになりました。

特に、自分が死亡した場合に、団信以外にどのような公的な手当てが、どれくらいの期間、金額で支給されるかというのは具体的に知らなかったので、その辺りを調べるきっかけになったのは、とてもありがたかったです。

ちと長くなったので、今回はここらで終わります。
次回で完結する予定です。

次回 完結編はこちら

モデルルーム訪問記④ まとめ
前回はこちら 前回は、2度目の訪問のライフプランニング部分まででした。 簡単にまとめると、デベロッパーからの独立性は担保されていつつも、試算内容にはやや不足している点がある印象でした。 2回目の訪問では、ライフプランニング以外にも、現住居の...

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