急激な円安や原油価格の高騰など、今後の日本はインフレ傾向が強まるのではないかという状況です。4月から値上げされるものも多く、電気代、ガス代のみならず、食品、日用品と多岐にわたります。
私が資産運用を開始した理由の一つとしてインフレ対策があります。
もう3年以上前に書いた内容ですが、以前こんな記事を書いています。
平たく言えば、インフレが怖いので、その対策として外貨建での投資を始めます!という内容です。
実際にこの記事の前後に初めてBTI(ブリティッシュ・アメリカンタバコ)を買付け、本格的に米国株投資を始めました。
投資手法はいまだに定まらずフラフラしていますが、根本にあるインフレ対策としてドル建資産を積み上げる、という点はブレていません。
あまり細かく分類すると数値が拾えないので、
①株式等の有価証券(投資信託等含む)
②実物資産(主に不動産)
に分けて、現時点での効果を測定してみたいと思います。
①株式等の有価証券(投資信託等含む)
金額としては、昨年末の成績をまとめた際に貼ったものが参考になりそうです。
2017年末からの成果としては、+432万円となりました。
ここでいう、リスク資産残高には結構いろんなものが含まれています。
具体的には、
・日本株
・米国株
・投資信託(全世界、全米、S&P500、新興国等)
・ウェルスナビ
・企業型DC
・持株会
ですね。
このうち、為替の影響を受けるものは、米国株、投資信託、ウェルスナビ、企業型DCです。
ウェルスナビと企業型DCも運用の内容としては、投資信託に近いですね。
この中の運用成績としては、日本株、持株会が圧倒的に低く、その他が頑張っているという状況です笑
自分の意思が介在すればするだけ、パフォーマンスが悪い気がします。持株会については買付タイミングについて自分の意志は介在していませんが、それでもよくないです。。。
②実物資産(主に不動産)
実物資産としては、2つ保有しています。
①現在住んでいる都内マンション
②現在貸し出している千葉県のマンション
不動産については株式や投資信託と異なり、各部屋毎の具体的な時価というものは可視化されていないため、把握するのは難しいですが、マネーフォワードではマンション名と面積を入れるとどこかの不動産サイトと連携して価格を算出してくれます。
実際その価格で売れるのか?という疑問もありますが、マネーフォワード上で取れる数値としては下記の通りとなりました。
取得年 | 取得価額 | 2017年末 | 2021年末 | 直近4年での増減額 | |
①都内マンション | 2014年 | 4,200万円 | 4,500万円 | 5,200万円 | +700万円 |
②千葉マンション | 2012年 | 1200万円 | 1,400万円 | 1,700万円 | +300万円 |
合計 | 5,400万円 | 5,900万円 | 6,900万円 | +1,000万円 |
現在住んでいるマンションについては、我が家と同じ間取りで下の階が、5300万円程度で成約した実績があるようなので、マネーフォワードの試算もある程度現実的かなと考えています。
どちらも買値より上がっていて、いい感じですが、特に上がる物件を見つける目利き力があるわけではなく、いい時期に不動産を買えたのはラッキーでした。
結果は?
①株式等の有価証券(投資信託等含む) については、2017年末からの4年間で+432万円
②実物資産(主に不動産) については、2017年末からの4年間で+1,000万円
ということで、金額的には②の不動産に軍配が上がりますが、そもそもの取得額が②の方が2倍以上なので、投資額に対しての成果という意味ではそこまでの差はないのかもしれません。
と思いましたが、よくよく考えると②については、本来住んでいることで価値が減価していくのが通常です。
その減価分も正確に見積もることはできませんが、建物と土地の価値が同じ、耐用年数47年という前提にたてば、大体50万円/年程度は減価するのが通常なんですよね。仮にこの家に住んでいなければ、同じ地域、同じ間取りで住むなら大体200万円/年くらいかかるので、やはり本来価値が減るorお金を払わなければならない部分が、(実現可能かはさておき)価値が増えているというのは非常にありがたいです。
正直、再現性は全くないのですが。
また、株の方が銘柄選定や銘柄管理の時間はかかるんですよね。保有している物件数が多ければ、不動産の方が面倒くさそうではありますが、いかんせん1件しか保有していないので不動産の方の手間は全くありません。
どちらにもメリット・デメリットがあるのでどちらが優れているかという音は断定できないのですが、インフレ対策として、株や不動産を購入していたのは非常に意味のあることだったなと思います。
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